浅川マキさん没後10年のイベントに参加させて頂きました。
今を時めくMAYAちゃんのアルバム『Live MAYA』に参加させてもらった時知り合った
浅川さんのプロデューサー寺本幸司さんがプロデューサー!
終わってみればそれはそれはほんまに、あっちとこっちの自制が全部一緒になっててそこに皆さんの熱い気持ちが加わり
多分、このコンサートの事も語り継がれると思います。
加藤登紀子さんカルメンマキさん川村ゆうこさんミホさんドイツからエリンさんそしてMAYAちゃんにサプライズゲスト渡辺えりさん!そうそうたるメインボーカリストの皆さんのパフォーマンスは皆さんの心の中に居る浅川マキさんと気持ちは完全につながってたと感じました。
今回寺本さんから渡辺エリさんの歌われる「夜があけたら」「裏窓」のラフアレンジを頼まれたのですが恥ずかしながら僕はそこまで深く浅川マキさんの楽曲を聞いてこなかったのです。譜面に興すため楽曲をコピーしてるとうわっとする瞬間が満載!
際立ってたのがリズムの素晴らしさ!勿論ピッチも強力なのですが日本語であれだけリズムがタイトに刻まれてるにも関わらず揺れて要るようにも聞こえる!
そこに加えてカリスマ性と独自の世界観のある作詩作曲センス。そら凄い方なんやなと、圧巻です。
そして萩原ノブ(g)さん浅川マキさんバンドのギターを長年務められてきた方なのですが
初日のリハーサルが終わり、ノブさんと浜田さんとで美味しい居酒屋で打ち上げをしてた時ノブさんが『このコンサートは僕にとって浅川マキからの卒業式なんだよ』と
マキさんが亡くなってからも浅川マキバンドのレギュラーギターリストと言う事を言われ続けた事はご本人にとってその度にちくちく棘がささるような気持ちなのかもなぁ〜と。
『これからはもうマキの曲は自分からはやらない、好きな曲をやるんだ!』とまだまだ自分の音楽を続ける覚悟をお聞きする事が出来ました。この人も天才的です。あんなトーンの音を出す人はあった事がないっす!
滋賀県人なら誰もが口ずさめる曲「琵琶湖就航の唄」の加藤登紀子さんとも初めて共演させて頂きました。
この歌は滋賀に帰ってLIVEをする時はいつも必ずやる曲!完全ミーハー的に加藤さんを見ている自分が居て「あ〜本物の方や〜」とご一緒に写真も撮ってくださりええ経験させて頂きました。
ノブさんと一緒に伴奏させてもらった川村さんもエリンさんも(エリンさんは別日にリハーサルが都内であったのですがその時もドイツから、当然この日も!)
ミホさん初めてお聞きしましたがドソロでアコースティックギター一本で腹が据わってましたわ。
カルメンマキさんは元ヘビーメタル出身の僕としてはあのカルメンさん!みたいな方で今でも覚えてますがステレオの上にカルメンさんのレコードを一番上に見えるようにかざってた事を思いだしたりで、バンドの方も皆さんベテランのスタジオ系の方々でブリブリでした。
そして最後はMAYAちゃん!少ししばらく振りでしたが長年ご一緒させてもらった松尾さん容子ちゃんとで!ちょっとびっくりしました。リハーサルの最初一曲目のジーンハウスブルースの出だしの声!めっちゃええやん!
彼女は強硬スケジュールリハが終わり最終新幹線で東京に戻り本番の開場間際に戻ってきてトップバッターと言う状況。
本番のジーンハウスの歌い出しもリハと同じく、いやいやいや数倍かっこ良かった。お客様が彼女の世界に引き込まれていく空気の変化、確実にありました。今までやった中でいつも勿論心を込めて歌う事は知ってますが、「かっこえ〜」と感じたのは初めてかも。この方も確実に進歩?いやそんなちんけな言葉でなく自分自身から離れてボーカリストMAYAという身体を借りてるだけと言う違う次元に移られたのかも知れません。
最後の最後はプロデューサー寺本さん
考えられないくらいのエネルギーでもって今回も関わった人全員をそしてお客様も今の「浅川マキ」さんとつながらせてくださいました。そして全員に夢を与えてくださいました。ほんまの「夢売り人」です。
他にも書ききれない位の方にお世話になりました。感謝しかありません。
いつの日にか僕も夢売り人になりたいな〜とちょっと思いましたです。